見返り美人ミクについて
「見返り美人ミク」は独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館と文化財活用センターが実施する「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」の一環として生まれました。コラボレーショングッズの売り上げの一部は、「埴輪 踊る人々」と「見返り美人図」の2作品をはじめとする所蔵文化財の修理に関連する費用として、東京国立博物館に寄附されます。
本取組は2020年6月から実施した〈冬木小袖〉ミクでのコラボレーションに続き2回目となります。
「見返り美人ミク」のキービジュアルは、国内外で活躍するイラストレーターのRella氏に担当いただきました。菱川師宣が描いた「見返り美人図」をモチーフに、紅色の鮮やかな振袖をまとい、前髪を立てて元結で結ぶ「吹前髪」姿のミクが、ふと振り返る一瞬を描いています。振袖の柄には桜と菊が円形にあしらわれた花丸模様が描かれ、帯は当時の人気役者の着こなしにちなんだ帯結び「吉弥(きちや)結び」と、江戸時代のファッションの流行が垣間見えます。
◆踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクトの詳細はこちら
https://www.tnm.jp/150th/project/fundraising.html
初音ミクとは
クリプトン·フューチャー·メディア株式会社が開発した、歌詞とメロディーを入力して誰でも歌を歌わせることができる「ソフトウェア」。大勢のクリエイターが「初音ミク」で音楽を作り、インターネット上に投稿したことで一躍ムーブメントとなった。「キャラクター」としても注目を集め、今ではバーチャル·シンガーとしてグッズ展開やライブを行うなど多方面で活躍するようになり、人気は世界に拡がっている。
https://piapro.net
Rellaプロフィール
イラストレーター/デザイナー。繊細な色彩と独特の発光表現を得意とする。キャラクターデザインが高く評価され、フィギュアのデザイン案件も多数。個人活動として多くの初音ミク楽曲のイラストを各種SNSに投稿。代表作は『初音ミクNT』『初音ミクシンフォニー』シリーズ、『初音ミク·クロニクル』、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク』の衣装やMVクリエイティブ案件等。初音ミク以外では、『bilibili十周年 純白の愛 2233記念フィギュア』『Fate/GrandOrder』概念礼装など、幅広く活動している。
https://twitter.com/rellakinoko